秘書検定・資格試験 2級 受検の理由

私が秘書検定を受検した理由は、秘書を目指していたという純粋な気持ちではありませんでした。か
といって、不純な動機でもありませんよ!私の時代には、まだ就職氷河期のなごりをひきずっていま
したので少しでも身になる知識を得ようと必死でした。
「男女雇用機会均等法」が成立してずいぶんたちますが、やはり事務は女性の割合がダントツです。
そうなると電話対応やお客様対応などを求められるはず・・・、と考えたうえで受検を決めました。
女性の秘書検定受講率はかなり高かったように思います。実際、冠婚葬祭時の服装についてや、タク
シーや会議室での席順など、社会人として知らないと赤っ恥・・・なものが試験勉強として覚えまし
た。ですので、どちらかというと難しい知識をこまごまと暗記するというより、雑学を覚えている感
覚でけっこう楽しかった記憶があります。
私の場合、友人と一緒にオープンカレッジで受講していたため、試験直前はお互いに問題を出し合っ
たりして乗り切ることができました。
また妹は、パソコン系の専門学校に行っていましたがそこでは秘書検定の資格取得は授業のプログラ
ムとして組み込まれていたため、試験勉強=単位取得という一石二鳥な勉強スタイルでした。私は2
級合格を果たしましたが、妹は学校での特訓の成果もあり1級に合格しており、当時は羨ましく感じ
たものでした。

秘書検定2級 資格試験問題の傾向と対策

秘書検定の正式名称は「秘書技能検定」といいます。1級、
準1級、2級、3級の4ランクがあります。
試験内容は、筆記試験とはいえマークシート方式だけでなく
一部に記述問題があるのがポイントといってよいでしょう。
試験内容のなかでも大きく分けて2分野があり、その2分野
でそれぞれ6割正解して合格となります。
オフィス用品の絵が描かれていて、「この用品の名称を答え
よ」という問題が実際出題されていますから、参考書に出て
いるオフィス用品系の問題は暗記しておくことをおすすめし
ます。
覚えておけば点数がとれる問題なのに覚えていないと、とっ
ても悔しい気分になりますので・・・。(経験者談)
尚、1級はすべて記述問題です。かなり勉強してチャレンジ
してくださいね。準1級、1級の筆記試験合格者は面接もあ
ります。
面接は、立ち振る舞いやあいさつのしかたなど、意外と普通
の面接と同じような部分を面接官はみています。事前の面接
対策は必ずしておきましょう。
逆にいえば、面接対策をしておけば冷静に答えられる問題で
すので、安心してください。秘書検定は、社会人になる前は
もちろん、社会人デビューを果たしたあとでもとっても役に
たつ資格ですので、実用的な資格を取得してみたいという人
には特におすすめです。

秘書検定・資格試験2級 実践編

秘書検定2級の資格を取得してから、実際に「役に立ってい
るなぁ」と痛感しはじめたのは社会人デビューを果たしてか
らの方が圧倒的でした。
新卒で入社した企業では、入社前に泊りがけの研修があり電
話対応や名刺交換、敬語やお辞儀などビジネスマナーを徹底
的に叩き込まれました。
内容は試験内容でも出題されたものだったりしたので、比較
的ついていけたのだと思いました。
現場でお客様と対応するときや、クレーム対応など突然の対
応が求められるとき、つい敬語がでてこなかったりするもの
で、私の後輩などは電話口で「はい」と「ええ」が混ざって
「へい!」なんて、江戸前口調になってお客様に笑われてし
まったなんてエピソードもあります。
その後輩は、そこでお客様と仲良くなれたので功を奏したの
かもしれませんが、ケースによってはお客様を激怒させてし
まうこともあります。
焦っていると、人間って意味不明な行動をしてしまうもので
す。
ビジネスマナーの基礎が身についていれば、たとえ焦ってい
ても自然に行動できる不思議な生き物です。また、社内メー
ルや電話の取次ぎなど、当たり前のことが当たり前にできる
かどうかを上司は実はよく観察しています。
基本が出来る人にはそれ以上の仕事を与えますし、それなり
の人はそれなり止まりです。
「もっと仕事を回してもらいたい」と不満気味の方は、まず
自分の基礎ビジネス力を秘書検定を通して磨きなおしてみま
せんか?

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